2025.07.05
須磨海岸で官民合同の水難救助訓練を実施しました!
2025年6月25日(水)に須磨海岸(神戸市須磨区須磨浦通2丁目 須磨海岸中央広場南側)で実施された官民合同の水難救助訓練に、当社が運営母体である「シーバード神戸」が参加いたしました。

この訓練は、来る夏の海水浴シーズンを前に、須磨海岸での水難事故防止の啓発と、万一の事故発生時における関係機関との連携体制の強化を目的として開催されました。当日は小雨決行の予報でしたが、天候に恵まれ、無事に訓練を完遂することができました。
訓練には、シーバード神戸のほか、神戸市消防局(水上消防署、須磨消防署)、神戸海上保安部、神戸ライフセービングクラブが参加。各機関がそれぞれの専門性を活かし、緊密な連携のもとで要救助者の救助活動を行いました。

訓練内容は多岐にわたりました。まず、海岸から約20m付近で流されている要救助者を発見し、ライフセーバーが救出に向かう水面救助訓練を実施。さらに、防波堤付近で流されている要救助者をシーバード神戸の水上バイクが救出する訓練、そして防波堤外の沖合へ流された要救助者2名を、消防艇「たかとり」および神戸海上保安部「しらぎく」が救出後、救助隊とシーバード神戸に引き継ぐ訓練が行われました。これらの実践的な訓練を通じて、各機関の連携プレーと迅速な対応能力を確認し、向上させることができました。

シーバード神戸は、今年4月に開設されたばかりですが、今回の訓練参加を通じて、地域における水上安全活動への貢献を強く認識いたしました。この合同訓練は、須磨消防署にとっても久しぶりの多機関合同訓練であり、関係機関との連携体制を改めて確認する非常に効果的な機会となりました。
今後も須磨ヨットハーバー運営共同事業体(株式会社ヤマハ藤田・公益財団法人マリンスポーツ財団)は、シーバード神戸の活動を通じて、須磨海岸をはじめとする水辺の安全確保に積極的に貢献してまいります。皆様には、夏のレジャーを安全に楽しんでいただくため、急な突風など沖に流される危険性や、天候の急変には十分ご注意いただくとともに、ライフジャケットの着用など、適切な安全対策をお願いいたします。
今回の訓練の様子は、NHK神戸放送局でも取り上げられました。詳細はこちらをご覧ください。